昨日。
夕方に引越し屋の荷出し。
何度も来ないように釘をさしておいたのだが、同じ部署の人間が手伝いに来た。
おまけにこっそり餞別を渡してくる人もいた。
今更そんなことするより在職中に然るべき対処をしてくれよというのも在るし、小生としてはキッパリ縁を切って行きたかったので、正直不満はある。
本当に出ていく人間のことを思うのならば、最後ぐらい本人の思い通りにさせてくれても良さそうなものだが。
船便で混載する関係上、普段はダンボール詰めしないものも含め、全てダンボールに詰めたので偉い手間がかかった。
とはいえ、それでも二時間足らずで終わった。
しかしながら荷物が増えたように思う。山形に移動したら幾分始末したい。
その後、中の良かった同僚に温泉と食事に行き、最後の別れを告げた。
帰宅後、がらんどうの部屋に寝袋と電気毛布を引き、横になる。
携帯プレイヤーに入れたラジオを聞き流しながら、カーテンを撤去した部屋から外を望いていると、寒々とした空に星が瞬いて見える。
出て行く日になって、星を見ながら寝れる環境であったことを知って、少し損した気分になった。
翌朝、窓から入る夜明けの光で目覚める。
朝風呂で体を温め、車に手荷物を積み、総務に鍵を返し、出立。
もう訪れることはない場所。ありがたいことに寂しさはない。
不安はあるが、今は進むしか無い。
いざ登別へ。
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